石見空港へ9時前に着いたitoito家御一行様、(itoito・マミコ・マユ)空港で手配済みのレンタカーを借ります。
この空港では、トヨタ・マツダ・日本レンタカーの3社が入っていますが、マツダに皆んな並んでいます。インターネットで予約をいれますと5%off。。。それにしても。
「マツダは中国地方に強いのかしら?」とマミコに聞きましたら、
「ネットでの検索が解り易いのと、HPから選びやすくなっているからよ。」と。
HPの作り方如何で、商売は変わりますね。ただ1日2便しか飛んでいない飛行機の到着時間だけでもスタッフを増やしても良いかしら?と思ったりも致しました。
この日は、時折雨がパラッと降って来るような天候のなか空いています。津和野ではパーキングに車を入れ街を歩いて見ました。
★安野光雅美術館
長女3歳の時にお土産で頂いた「旅の絵本」。この時以来すっかりファンになってしまったのです。
広い美術館の中ではプラネタリウムも見れます。休憩ができる部屋も、昔を思いだす「教室」などもあります。
★葛飾北斎美術館
北斎の「冨嶽三十六景」等の展示もあります。特に興味深いのは、版画の刷り上がるまでの過程が展示されている事でしょうか?
そして津和野を出た後に寄った
★雪舟庭
福寺に入った幼い日の雪舟が、絵ばかり好んで経を読もうとしないので、寺の僧は雪舟を仏堂の柱にしばりつけてしまいました。しかし床に落ちた涙を足の親指につけ、床にねずみを描いたところ、僧はその見事さに感心し、雪舟が絵を描くことを許しました。
そんな伝説が残っている雪舟。。。
京都の竜安寺を思い出しましたが、天候のせいか空いていましたので、のんびりとお庭を眺めて参りました。
この後は、山陽道は走らないで一般道から両親の墓参りに参ります。
時々みえる瀬戸内の静かな波。。。
故郷は遠くにありて思うもの、そんな心境から現実の故郷に。あの頃から大きく変わったのは道路事情かもしれません。走り易い道路になっていましたね。
この夜は、友のAチャン宅へ。
経営者としての立場の苦しさを、ちょっとした言葉から感じたマミコが、「経営者ってみんな辛いんだね。」とボソリ。
5月20日でマミオンは創立満5周年を迎えます。
泡のように消えて行く、このIT業界で今も残っているなんて、創立当初には考えてもいない事でした。「何年持つだろう?」そんな不安の中で少しづつ業績を伸ばして参りました。
「最近ね、3階の事務所から火を出してね。。。火の勢いが屋根をつき抜けた時、恐いと思うより『これで何もしなくても商売を辞める事が出来る』ってフッと考えたのよ。。。」と言ったAチャンの言葉が耳に残っています。
経営者としての責任の重さ。。。
60歳の誕生日を前に何十年と続けて来た事業、ここまで大きく残した業績ですが、夜が更けて友が残した言葉の重みは忘れる事が出来ません。
Aチャンの家を後にした時マミコは申しました。
「Aチャンは、金儲けが楽しいのではなくて、商売が楽しいのね。企画が当たった時の楽しさ喜びで経営を続けて来たんだね。」と。
「私は未だ5年が終わったばかり。。。これからだね。。。」
この旅は、マミコに取っては良い勉強になりましたね♪