娘が彼を連れて来た日 その2

今回の登場は次女のマミコです。

マミコは、大学2年生の秋に初めてインド旅行を致しました。

この経緯を話せば長くなります。まるきちっちのインド旅行の件を見て頂く事にして。。。

子供を育てる母に、神様は命のスペアーを下さっても良いのではと思っています。心配の一つや二つ。。。そんな生半可な物では御座いませんね。(笑)

そのマミコが、2度目のインド旅行に行った時に出会った2君。

マミコは今回も一人旅。2君は卒業旅行で3人連れ。インド空港で出会ってから1週間合流の旅をしたそうです。(この時が運命の出逢い)

3回目のインド旅行は、大学3年の秋でした。この時も一人旅。旅発つ当日の朝早く、最寄駅まで急いで駆けて行くマミコを不思議な思いでみていました。

彼は自宅の最寄駅まで、お守りを届けに来ていたのです。それを知ったのは随分後の事でした。

3回目のインド旅行から帰国後直ぐに、マラリア騒動で入院。他の感染の疑いもあり個室に入ったマミコを見舞う長女・itoitoの友達から電話が入りました。

「病室にマミチャンの彼が来てるわよ。中々良い彼じゃない!」とitoitoの友達。

「マミコに彼がいたなんて。。。負けた! 良い子を選んで。。。」と長女。

この二人から、マミコの彼の存在を知らされたのです。

そして、退院祝いを兼ねて、彼を招いての快気祝いを致しました。

外面の良い主は、長女の時で慣れたのか、格好良く見せようと致します。

「素敵なパパ」を演じようとする努力が見え見えなのです。

この時に知りました。父親って相手によって態度を変えるのですね。

気持ちとは裏腹な態度を取り、それでまた自滅の道を歩む訳です。(これも父の性)

この彼とのお付き合いは結構長かったです。目白校にも手伝いに来たり、教室の調子の悪いパソコン達は、この彼の手によって蘇りましたね。 理系出身の彼はパソコンのエキスパートでしたから。

その後もマミコは度々2君を自宅に連れて来ました。

我が家の電気製品を直してくれる優しい男の子2君が、お気に入りの父になりました。

この彼とも終末を迎えますが、その時主は、「2君と別れたら今後誰が我が家の家電を直してくれるんだ!」と申しました。

マミコの事より、まず我が事。。。これが世の父の姿です。