母の背中

長引いた風邪がやっと抜けました。 ウィスキーをホットにして呑んだのが良かったのかしら? 夜中に汗をかいて今朝はスッキリです。!(^^)!

先日、「幸せのちから」と言うDVDを観ました。

ホームレスから億万長者となり、アメリカンドリームを実現させた実在の人物、クリス・ガードナーの半生を基に描いた感動的な映画です。

クリス・ガードを演じるウィル・スミスが、5歳の実の息子さんとの共演で、父と息子の愛を演じていますね。 実の父子の自然な演技は、父の力強い愛を教えてくれます。

一番貧困な時、寝る場所のも困った父(ウィル・スミス)が、駅のトイレの中で一夜を明かすシーンがあります。内から鍵を掛けています。

トイレの使用に?来た人が、外からドアーを叩くのですが、

この時に、父親は涙を流します。 5歳の息子は、何も知らずに父の膝で眠っているシーン。 itoito、思わず涙がこぼれてしまいました。

itoitoが7歳(小一)の7月に麻疹にかかりました。

梅雨明けの前の蒸し暑い1週間を静かにねていました。何時目を覚ましましても母の姿がありました。母は高い熱のitoitoに、団扇で静かに風を送ってくれていましたね。

その内、母は紙縒りを作り始めました。

学校に通える頃には、七夕です。宿題の紙縒りを作ってくれていたのですね。

やっと完治して、お布団から出て久し振りに玄関に出て見れば、大きな竹に沢山の短冊が掛っていました。

「itoitoの麻疹が早く治りますように。。。」

「itoitoが何でも食べられるようになるように。。。」

兄達が作った短冊でした。

病弱な母でしたが、体調が良い日は、こまめに動き働いていましたね。そんな母の背中をみて育ったせいか、itoitoもこまめに家事をこなします。

長女が嫁いで今では子育ての毎日です。

むかしのitoitoと同じ様な日々を過ごしています。自然に覚えた事なのでしょう。

今日から3日間、末娘のマユは、一つ上のポジションへ昇格する為の試験があるそうです。昨夜は、イチゴを1パック買って来ていました。

祖母(itoitoの母)の遺影にお供えをして、無事試験に合格するようにと手を合わせていました。

教えた訳ではありません。

何となく受け継がれて。。。

itoitoも彼の世へ参りましても、何か困った事が起きると、娘たちや孫から呼びだされるのでしょうね。(笑)