パソカレッジ起業秘話(4)

4月にはマネージャーが辞めました。また振り出しに戻った訳です。

その時の穴埋めのつもりで家で遊んでいたitoitoが取り合えず手伝いに。

難問はitoitoは全くパソコンが使えない人だったと言う事、仕事の経験も30年近くも前に少しあっただけです。

出来る事はパソコンが使えない人の悩み、主婦の視点が解る事位でした。

「こう言う事がしてみたい。」「こう言う風に教えて欲しい」「こう言う風に言われるのが一番傷つくのよ」etc・・・

マミコが会社から帰って来る夕方6時まではバイトの学生さん達を使って教室を守る役目でした。

こんなitoitoがいたから主婦の方が通い易い教室だったのではないでしょうか?

この間も生徒数は増え続け、毎日々キャンセル待ちが出るほどでしたね。

今だから話して許される事ですが、ワードの初級までの用意しかなかったテキストですが直ぐにエクセルがしたいと言う生徒さんが出てきました。

馬場校からテキストを借りてくる事で切り抜けたのですが、教えられる人がいなかった!

学生さん達は「エクセルは授業で習っていない・・・」5年前と言いますと世間はこんな状態でした。

この初期の学生バイトによって今のパソカレッジの雰囲気は作られたと言っても過言ではありません。

M嬢の優しさは中高年の方達に「やる気」を。T嬢の元気はそのまま皆様に「元気を」差し上げる事が出来ました。

教室内は常にワクワクとした環境、若さと賑やかさ、楽しさは、皆様にとっては今までに通った事のない教室だったかも知れません。パラダイスだったかも知れませんね。

バイトに入ったその日から受付業務なんて事はザラでしたね。

マミコの友達のK君の存在から一人くらい男の子のインストラクターがいても良いんじゃないかと、そんな風に主婦の方たちを見ていて感じました。

この状態が暫く続く訳ですが、何となくトンネルの先の明かりが見えてきたのは夏も終わり秋に向かう頃です。

続きは明日!