1回目にコマースビルを借りパソコン教室開校まで書きました。
今回は、ではどうやって開校に漕ぎ着けたかの最初の部分を書いてみます。
先ずテキストを用意する事から始まりますが、此方側の読みと致しましては「超初心者それも中高年」と聞けば、パソコンをいかに楽しんで頂く事を考えました。「ワクワク」というパソカレッジのキャッチフレーズにもなりました「パソコン使ってワクワクしよう」を念頭に置いて。
「超初心者入門」「キータッチ入門」「Windows入門」「ワード初級」「インターネット」用意したのはこれだけです。
マミコが「超初心」「キー」「Windows」「インターネット」の部分を作成し、三女のマユコが「ワード」の作成に携わりました。ワードの初級の誤字脱字が多いとの指摘が相次ぎましたが、マユコがこのテキストの作成に関与しましたのは高校一年生でした。
このように手作りで家庭的で、それでいて感じの良いサロン風のパソコン教室を目指してスタートしたのです。
回数制限なしで始めた教室は1ヶ月で4コースのテキストを終える方が出ました。
「明日するテキストを用意していてね」と帰られる生徒さん。「楽しいから家でするからテキスト全部売って欲しい」と言われる生徒さん。
明日用意するテキストは何もない状態です。売る商品がなくて開店している状態です。次のテキストは???進みが良い生徒さんを見て恨めしくも感じたその当時でしたね。
「家で予習・復習はしないで下さい!」と泣きそうな顔でお願いした事が・・・
一番最初に卒業された生徒さんはその後「ワインを1本」抱えていらっしゃいました。「こんなに安く親切に教えて貰えるとは思わなかった。無理を頼んで悪かったね」と労いの声を頂き、恨めしく思った生徒さんとも良い想い出を残して終了して頂きました。
「他にもテキストないの?もっとやりたいんだけど。」という声が次々とあがりました。徹夜して5テキストを作った二人はビックリ。
「中高年にExcelなんて必要ない、つくりたいのは年賀状と自分史だけかも・・」という大きく思惑を外れた事が今のパソカレッジの成功に繋がった訳です。
それからは毎日毎日次のテキストを作りつづけました。
皆様が面白いようにパソコンに嵌られる姿は予想もしていなかった事でした。中高年の方たちがこんなにパソコンに興味を持たれるとも思っていなかった事だから。
更に、この時に気付いたのは「学ぶことの重要さ。」よく中高年になってから勉強するなんて、という言葉をお友達から聞いていましたが、学ぶことに年齢は関係ない、ということが良く解りました。また、学ぼうとする方は心が若い!私も全く使えなかったパソコン、興味ももてなかったパソコンをようやく覚えてみよう、という気になりました。
勿論、現在「Windows入門」「ワード初級」のテキストは更に楽しく、解り易く編集しなおしています。
次は開校した時の話と、名物アルバイトさんたちの話。
今日も賑わうパソカレッジ午後の時間です。